日本神代史04
●出雲に関する記載を探したところ、下記の富士古文献からの一節:
淡路嶋与利農斟渟尊之御子淡路男命尾間根気大巳貴命之姫事代命之姉登
妻合御国尾譲利給天忍穂耳尊登申也津間和栲幡姫尊登申
書き下し:
淡路嶋より農斟渟尊の御子淡路男命をまねき 大巳貴命の姫 事代命の姉と
妻合 御国を譲り給 天忍穂耳尊と申すなり 妻は栲幡姫尊と申す
●解釈
1・大巳貴命の姫(娘)、事代命の姉とは同一人物?
2・1の人を農斟渟尊の息子である淡路男命に娶せる?
3・淡路男命は阿和武武命と同名とみなせる?
4・淡路男命が天忍穂耳尊に改名した?
・富士系図1に基づくと、淡路男の息子が天忍穂耳尊、ということらしい
5・天忍穂耳尊の妻は栲幡姫尊
・富士系図1と整合する
すると、
大巳貴命の姫 ≡ 事代命の姉 ≡ 淡路男命に娶らせた妻 ≡ X
・富士古文献にXは出てこない。また、Xが事代命の姉、大巳貴の娘、という記もない
・高照姫について、ネットに下記記載あり:『先代旧事本紀』に、大己貴神と高津姫神の子とある神で、都味歯八重事代主神の妹。事績は不詳。
・また、斎木雲州説に「かれらば出雲大社の裏山に、三歳社を建てた。そこの祭神はは、事代主命と高照姫命となっている。後者は大国主(大巳貴)の姫で、徐福に嫁ぎ五十猛命を生んだことが知られている。」ただし、斎木氏の別本記載の系図はこれと矛盾する。
・農斟渟尊の息子は阿和武男命(富士系図1)
・音は淡路男命と似ている。武はヂと読み得るのだろうか