日本神代史02

●最近、斎木雲州氏の本に辿り着いた。之迄の文献との整合性分析を実施中

●疑問点1:オオヒルメムチとは

そもそも斎木雲州氏の書籍にオオヒルメムチは出てこない

これは、スサノオがオオヒルメムチにより出雲に派遣された(富士仮説)等の事由により、オオヒルメムチが出雲に直接関与しなかったため、と仮定すれば、無矛盾

●疑問点2:オオヒルメムチの年代とスサノオの年代が合わない

・2-1:スサノオが徐福(斎木仮説)だとすると、BC200年代

・2-2:スサノオ百済新羅から来た王族・多加王だとすると(富士仮説)、実在の百済新羅の成立年代に当てはめると、最も古くてもBC1世紀

・2-3:百済新羅というのは後世の記述した時代の国名であって、スサノオが来た時の国名ではない、と仮定すれば、実在の百済新羅の成立年代より古くても無矛盾

一方で、スサノオはオオヒルメムチと同年代。一般にオオヒルメムチの存命年代は上記2-1,2-2のスサノオの年代と乖離が大きい

例えば、富士仮説では、スサノオ≡オオヒルメムチ<伊弉諾<農狭槌<炎帝神農

三皇五帝が夏(BC21~17世紀)より以前の時代と考えると、年代が矛盾する

●以上から、以下の選択肢があり得る:

スサノオが本当はオオヒルメムチと同じくらい時代を遡る。つまり2-3を採用

・本当はオオヒルメムチが大きく時代を降る(そうすると、その上流に皺寄せがくる)

スサノオとオオヒルメムチの時代に嘘はないが、同年代というのが捏造

スサノオの時代に噓はないが、オオヒルメムチの存在自体が捏造